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「高津川水系の環境を考える」 美都編

去る1月19日(日)10時より美都ふれあいホールにて高津川ワークショップが行われた。高津川水系の益田川はどんな姿なのか、森林に携わる児高、草野、両氏とアンダンテ篠原が[森林からの贈り物」と題し、対談した。

童:町内に住み、川は昭和18年、40年、58年と水害を経験し、災害が起こるものとしての河川の存在を感じる。一方、森林は戦後、一時期鉄道の枕木への供給で皆材し、杉の植林という単植林になり、腐葉土が薄く、浅くなった。高度成長期以降の山離れが続き、山の手入れがなされなくなり、「地味」が落ちている。平成6年の旱魃で水のありがたさを痛感した。本来、人は、森や川は畏敬の対象であったものが、換金の対象となってしまった。

野:永年営林署に勤めた。歴史的には山に木を植えるのは、高野山等修験者が植える行為をした初め、朝鮮戦争、大戦を経る中、皆材され、杉、ひのきの植林といった経過がある。山、森林の恵みは、水の浄化、大気の浄化、そして二酸化炭素(CO2)の酸素(O2)への変換の働きがある。一方人の山に対する畏敬という事では、今も山に入る人は1月、5月、9月の9日は[山の神」をお祭りして、山の仕事をする事が続いている。

原:建築において新建材は数多いが木に優るものはいまだ無い。その土地で育った木をその地で建物に使うことが良いようだ。山、森への畏れへの姿として、鉞には身に三本と四本の溝があり「御木良木」との祈りを込めて使っていたようだ。森、山、川のこれからについての話をーーー。

野:森の恵みがますます期待される。大気の浄化、水の浄化、は国土保全につながる大事なもの。食っていける山の仕事が必要。
児高:川において30年位前までは地域行事として川に入り、ムシロを川幅に広げ、川底をさらいながらのぼりとる遊び、「ゴリ押し」があったがそれもなくなった。山や森も人は入らなくなってしまった。まず、関心をもつことが大事。二川地区の元禄生まれのシイが、切られたことから「巨木を守る」ことを通して賞でて親しんで貰おうとしている。
・金谷の城山桜(天然杉) ・若杉の千年杉(人工林) ・宇津川の大イチョウ ・丸茂のつばき 等等美しく、大きな木を残す努力も大事。そして子供たちに郷土の教育へと拡大していきたい。

は、地元で平成6年以降活動している「ひょうたん」グループが有機農法で稲作を行い、成長した鴨を有効に食べてもらおうとユウパックにて発売しているものを調理して、鴨鍋にし、地元の有機米のおむすび、手作り豆腐、漬物を味わった。鴨肉は油分が多いので、湯通ししてから調理することがコツとか。有機野菜との組み合わせは良かった。
豆腐は地元の手作りで、冷奴で食べるとくちの中に大豆の香りが広がり、かたくなくやわらかすぎず途中参加の地元小学生もお替りをしていた。

「匹見川での川、動物、植物と遊び」
代さんに、昼食後、映像をつかっての川遊びを紹介してもらった。  主に夏は、水辺から水中での遊びが多く、裏匹見峡では、飛び込み、水かけ等、また日原町でのカヌー体験以降、ゴムボートを買って匹見に浮かべている。水が未だ冷たい春には「黄色の花を探そう」といった小さな発見がある。落葉からその木を捜し出したり。専門知識がある人と共にきのこを捜そう。鳥の名前を識る冬には雪の足跡からその動物を調べたりしている。これらは小さな子から大人迄共に見つけ行動することが大切であり、きっかけ次第で遊びは発見できる。匹見町では豊かな数多くのポイントがあるが、どこでも気楽にあそべことが大切であり、対策が急がれると報告された。

(14:00からは大人部会と子供部会に分かれて話し合った。)

供部会では8名の都茂、仙道小の3名と吉田小3名が、大畑伸幸さんの進行で川との係りについて話し合った。
・川でよく遊ぶ‐― 11名中8名  
・よくする川の遊び  水かけ、泳ぐ 8名   浮かぶ 8名  釣りをする 11名
・主に遊ぶ場所    美都自然の森  シーズン中3,4回
特にプールで泳ぐより川のほうが好きだと11名共答えている。一方、美都町内の川では手や顔をつけたくないし、入りたくないという現状であった。原因として、ごみが浮いていたり、油が浮いてるから、入ったけどぬるぬるして気持ち悪いのですぐやめたと感想がある。

茂小「まるごとウオッチング」の発表をしてもらった。 「都茂川の今と昔」班では蛍がいなくなった。川に入るとぬるぬるするのはなぜだろう。という疑問を調べてみると、家庭で油を使う料理が増えたから、合成洗剤を使うから、という原因を見つけた。

「昔の川を戻そう」班では昔と今の川はどう違うのかという問いから発想し、・昔よりも水の量が少ない ・昔の方が油が浮いていない ・川の中の生き物つまり昆虫などの小動物、蟹、ニナ等が違う。

「益田川を守ろう」班では、川の汚れの原因である、米のとぎ汁や油の処理について実験している。米のとぎ汁は川に流さず畑に水の替わりにまくと約1ヶ月後、まかなかった畑と比べて野菜が大きく育ったので、肥料になることが判明した。

班のまとめとして、わたしたちにできることとして、・油をすぐに捨てない。・油のついた皿は紙やぼろでふいて洗う。・汚れた水を流さない・EM菌を使う。 そして、関心をもち続け、できることを続けて、将来、川で遊べるようにしたいと希望がでた。

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