大田市議選候補者への公開質問状について

ぎんぎんネット
2002年2月4日

 私たちは、今回の大田市議選に当たり、立候補者に地域活性化に関する政策・ 理念を聞く公開質問状を出し、回答をそのままホームページに掲載しようと計画 しましたが、選挙管理委員会からの指摘もあり中止せざるを得なくなりました。  このことについては、新聞で報道されているところですが、必ずしも私たちが 行ってきた目的と経過が十分に伝わっていない部分もあるので、今後の対応も含 めてここに明らかにするものです。

1.公開質問状を出した背景と目的

 私たちは、大田市を中心として、インターネットを活用し地域活性化の活動を 行うことを目的としたボランティアグループであり、この地域には様々な課題が あり、特に地域情報化の遅れに問題意識を持ってメーリングリストや定例会で議論してきました。そのような中で、地域において地域活性化の政策議論を進める必要があると考 え、この度の市議選において、候補者の地域活性化に関する政策や理念を聞き、公開することができないかと考えました。そこで、候補者に公開質問状を出し、その回答をホームページで公開することで会員をはじめ広く市民に情報提供することを計画したのです。このことによって、地縁・血縁優先で政策論争不在となりがちであった従来からの選挙の在り方に一石を投じたい、という会員の意見もありました。

2.これまでの経過

1月5日   定例会で公開質問状を出すことを決定
その後質問状の内容についてメーリングリストで検討
1月14日   質問状完成
公開質問状配布
1月15日 9時過ぎ 公開質問状の内容をWebに掲載した場合の問題点を大田市選挙管理委員会に照会したところ 「人気投票の公表の禁止」はあるが、公開質問状の公表は特に問題は無いと思うとの事であったが、前例があるか県に問い合わせるとの事で回答を待つことにした。 また現時点で質問内容をWebに出して良いかとたずねたら質問内容を見たいとの事だったのでFAXで候補に渡した質問状と同じもの送付した。
15時過ぎ 市の選管から電話があり、「県に問い合わせた結果「回答によっては投票に影響を与えるので好ましくない」」との回答があった。
16時頃

掲載出来ない理由が明確で無いので県選管に電話をした。

Q.好ましくない理由は?
A.選挙に際して、団体がアンケートを求めた場合期待するような答えを求め利益誘導
的な質問になる場合があり、それをWebで公表するのは好ましくない。

Q.他県で前例があるが、これはどう?
A.すべての場合に違法性があるわけではなく、個別に判断されることです。

Q.(ぎんぎんネットが作成した)質問を見たか?
A.見ていない。

17時頃 現時点で質問内容をWebに掲載してよいか県選管に確認するためもう一度電話した。

県選管に対しての質問
1.公開質問状を配布したことをWebに掲載して良いか?
2.質問内容を掲載して良いか?
3.誰に配布したか掲載していいか?

県選管からの回答
1.と2.に関しては「だめとは言えません」と回答。
3は問題があると回答。

県選管から「配布したことと質問内容を掲載した場合(見た人が)公開される事を期待されると思うが、それをどう担保するのかよく考えて下さい。」
と言われたので「掲載方法は検討中です」と書いたらどうでしょうと言ったら 「それは良いです」とのこと。
「「県選管と相談中」と書いていいですか?」と聞いたらそれはだめだと言われた。「 選管はジャッジメントするところでは、ありません。」「他県の例を良く研究して下さい」と言われた。

21〜24時 ぎんぎんネットメーリングリストで対応を協議し、違法性が無いと判断し当初の予定通り掲載することを決定した。
1月17日 23時頃 質問内容と候補に配った文章をWebで公開。
1月19日   回答締め切り
現時点での回答を掲載したのホームページ作成(この時点では公開していない)
1月21日 11時頃 ホームページで回答を公開開始した。
13時頃 念のために違法性が無いかを県選管に電話で照会した。
「選挙期間中に候補の名前を出すことは選挙運動にあたる恐れがある。」言われた。
14時頃 違法性に関して問題は無いと思うが新聞社からの意見や選管の見解、選挙期間中に問題が発生した場合我々で素早い対応が出来るかどうかなどを考慮し、Webでの掲載を中止した。
15時 市役所で記者会見
質問状の内容、趣旨、回収状況と公開中止までの経過を説明
1月22日   山陰中央新報、中国新聞にぎんぎんネットの公開質問状の事が記事として掲載された。
1月23日   毎日新聞にぎんぎんネットの公開質問状の事が記事として掲載された。
1月24日   朝日新聞にぎんぎんネットの公開質問状の事が記事として掲載された。

3.今後の対応

今回は初めての試みながら、1月23日現在、候補者25人中15人の回答を得ることができました。選挙戦の忙しい中で協力していただいたこの方たちとは、今後私たちが地域活性化のために話し合える基盤ができたものと思います。それが今回の大きな収穫です。しかしながら、質問状回答の公開ができず、残念であるとともに、約束したことが実行できなかった責任も感じているところです。そこで、選挙戦の忙しい中で時間を割き回答をしていただいた方の意志に応えるとともに、今後の政策論議の大切な資料として、選挙が終わった後に公開することを検討し、選挙終了後に公開することをお許しいただけた方の回答を掲載することといたしました。私たちは、引き続き大田市を中心とする島根県中部の地域を元気にするために様々な活動を展開していきます。

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